>>139 ああ、映像で見た限りは面ありだよ。だが、その場の雰囲気やオーラってのは
映像だと判別つかないんだよね。宮本の突きよりも勢いがあったのかも知れないし、
他の人も言ってるけど宮本のはちょっと逸れちゃって見えるというのと、勝見のオーラが
凄まじかったら、突きを「打たされた」ように見えたのかもしれないし。
審判員の場所には3人しか居られないし、あの場所でしか感じられない気持ちのゆらぎ
みたいなものは映像では判断出来ないものなんだよ。映像どころか現場でも試合場の外
からでも全然印象違う。だから、我々は審判員の判断をも一本の基準の一部として検証
するしかないんじゃないかな。「誤審だ」って言うのは簡単なことなんだけど、簡単に
それを言えてしまうと剣道の奥深さを捨ててしまうことになる。そうすると当てっこに
なってしまう。つまり「審判はどう解釈したか」を見る事も試合を見る醍醐味なんだよね。
剣道の審判ってのは「このレベルではこのくらいで一本」という相対的なものだから曖昧で
難しい。何故なら中学高校で「完璧な一本」を打てる人間なんか限られてるから、それを
待ってたら試合時間いくらあったって足らないよな。映像のは、突き自体が高校生に難しい
技でもあるから、突き技保護的観点から、多少完璧では無くても一本にしましょう、という
奨励みたいなものが試合前の審判申し合わせで出ているのかも知れないよね。
だから「高校の試合だったら俺の出小手が入っていただろうが、後打ちの面が一本になった」
なんてことが大人の試合では散見されるんだよね。軽くて一本になるのは大人では警視庁
だけだな(笑)