おう、清水負けたか。判定は3-2とは五人で意見が分かれたわけだな。
映像見たら正面審判は清水に上げている。なんだろう、個人的に空手の形なんて
外人がやるもんじゃないと思っていたが、相手のサンドラサンチェスさんは37歳。
長年に渡る空手と形に対する愛が年輪のように刻まれた、魅力のある形に思えた。
一方清水は動作に意地のようなものがわずかな力みになって見え隠れする。
清水より上回った(というか審判に選ばれた)点といえばそれぐらいだろう。
下半身の安定度は清水の方が上。ブレがなく完璧に近い。しかし両者で同じ形を
見せられると手足の短い日本人はちょっと鈍臭く見えることがあり、フィギュア
スケートなどの採点競技と同様に、きれいに見える方を褒めたくなるように心理が
働くことがある。

あとは、審判五人のうち一人いた女性は清水に、正面も清水、残りの三人の男性が
サンチェスに上げた。実力が拮抗してる場合、男なら好みの女性の方を勝ちにする
こともあるのかもしれない。
問題になってるのは勝負制の基準が分からないところだというから、形もフィギュア
みたいに点数制にしようと言われているそうだ。