「夏休みは深夜俳諧のヤンキーが家にロケット花火を打つ」話はよく聞いたけど
もし本当にチラホラいたんだったら一件一件が奇跡の生還も同然の綱渡り案件
ロケじゃなくて『連発打上げ花火』と呼ばれるタイプの噴き出し花火だったら
被害者宅に大量の火の粉が降り注ぐ
家はもちろん庭の物が燃えたり自動車に火の手が回ったら新聞沙汰必至の大惨事
ロケ少年たちの判断力からすればロケット花火が選ばれた基準は彼らの気まぐれだけ

次点はテニスボールの空気入れ
あのイチジク浣腸に似た形の凶器
アレの針は刺さる
針で体内に空気を入れられたら死ぬといわれているけど
あの凶器はテニス部の専用スペースの外でもよく見たから
ヤンキーの手にも渡り得る

我が子には武道を習わせたいけど
本当に危ない時に武道が役に立つのか考えさせられてしまう