このことは絶対誰にも言ってはいけない
4人だけの秘密にしようって約束して解散した。
もちろんそれ以来一度も会っていない。

20年間ずーっと苦しんできた。
今でもあの光景が目に焼き付いて離れないんだ。
夜中に悪夢で飛び起きたこともある。
夢の中でいつもあいつが恨めしそうにこっちを見つめてる。
血だらけで右目にナイフが突き刺さったままね。


最近こう思うようにしているよ。
あれは夢だった。
現実に起こったことじゃなかったんだって。