現代の日本に、東夷の王族の遺伝子が濃く受け継がれている人々がいるなら、
日本人はなぜ小柄なのか、疑問に思う人が多いと思います。

じつは、日本人は息長氏の斎王家(天皇に向けられた天照大神の神託)によって
計画的に品種改良されているのだそうです。
人類の品種改良の基本は、犬猫や家畜の品種改良と何ら変わるところはありません。
身分制度による婚姻制限を課して、
分業社会の各階級に適した血統を作出すればいいのです。
遺伝的資質に応じた職業の世襲を奨励する社会制度によって、
各々の社会的な役割に適した血族集団を得ることが可能になります。
身分制度に基づく人類の品種改良は、何千年も前から行われてきた当たり前の社会的慣習です。

王族達は自ら戦場に赴いて積極的に互いを淘汰し(殺し)あって、
より優れた武人の血統を残す義務を負っていたので、
支配階級に生まれることは、被支配階級よりも過酷な運命を背負わされることを意味していました。
古い時代の日本の武人の戦いは、一騎討ちが基本で、
戦国時代までは足軽を用いた集団戦はほとんど行われなかったため、
農民は戦闘を強要されることなく、より農耕生活に適した方向に進化していったようです。
最もよく分かるのは、欧米人に比べて基礎代謝に必要なカロリーが少なく、飢饉に強い体質です。
3割程度燃費が良い、逆に言えば洋食を続けると3割程度太りやすい、とも言われています。

ところが、息長氏の斎王家の方々は、戦闘階級の豪傑の子孫なので、
骨太・筋肉質のまさに鬼のような巨体を有していて、一般の日本人よりカロリー食いで、
飢餓状態に非常に脆い弱点を抱えて、農民として生きるのには向いてないそうです。

一般の日本人が小柄なのは、農耕生活に適応した結果であり、
体が小さいことはデメリットではないわけです。