中国武術家は古来の武術と表演武術は違うと言うけど本当は表演こそが中国武術の本質。
中国人は中華思想にまみれていてメンツが極めて重要。
だから1対1の勝負に勝っても、メンツをつぶされた相手に後で毒殺など復讐されたり、家族を殺されたりする。
したがって、中国武術家の本来の戦い方はお互いに演武を見せ合い、劣る方が「あなたはスバラシイ。私の負けだ」として
双方のメンツをつぶさない形で決着をつける。
仮に本当に戦えば、メンツを双方が守るために凄惨な戦い、手段を選ばない戦いになってしまう。
そして、中国武術家が色々な門派(流派)を併修するのは、たとえば、動きの激しい武術だけやっていると、太極拳のような柔らかい武術の演武を評価できないことがあるため、
知らない門派の武術でも評価できるようになるべく多様な門派の武術をやる必要があるから(日本の武術家が柳生新陰流と小野派一刀流を同時期に併修するということはあまり考えられない)。