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水上バイクの事故急増 コロナ禍で密避け人気 危険操縦は刑事告発も 9/23(木) 8:30配信 毎日新聞

水上バイクによる事故が各地で相次いでいる。新型コロナウイルス対策で「密」を避けようとアウトドア人気が高まる中、利用者が増加。危険な操縦も目立っており、刑事告発などの対応に乗り出す自治体もある。
秋の行楽シーズンを迎える中、海上保安庁などは安全な利用やマナー順守を呼びかけている。

兵庫県淡路市の岸壁近くで15日午後、「ドーン」という衝突音が響いた。海上には水上バイク1台が漂流。
28〜35歳の男女3人が消波ブロック近くに浮かんでおり、いずれも死亡が確認された。
この日は最高気温が28度を超える陽気で、海上は平穏。第5管区海上保安本部(神戸市)は3人が乗ったバイクが単独でブロックに衝突したとみている。

同海保によると、大阪、兵庫、和歌山、徳島、高知の5府県の沖合で、2021年1〜9月(15日まで)に起きた水上バイクの事故は12件(23隻)。前年同期の6件(10隻)から倍増した。

京都府宮津市では8月、水上バイクで操縦席の後ろにいた女性が転落するなど2件の事故があり、2人が重傷を負った。

事故多発の背景には、利用者の増加がある。一般財団法人「日本海洋レジャー安全・振興協会」(横浜市)によると、水上バイクを運転するための「特殊小型船舶操縦士」の免許取得者は、
16年度の1万8617人から19年度は1万7637人に減少していたが、20年度は2万2346人に増えた。21年度も4〜6月で前年同期比1・6倍となっている。
免許は学科、実技試験を経て、1〜2日程度で取得できることが多い。
同協会の担当者は「コロナ禍で密を回避するためアウトドア志向が強まり、マリンレジャーを楽しむ人が増えているのではないか」と話す。

自治体も対策を強化している。兵庫県明石市は、水上バイクが遊泳者の真上を高速で航行するなどの危険行為が7〜8月に計2回あったと発表。
操縦者らを氏名不詳のまま、殺人未遂などの容疑で神戸海上保安部に刑事告発した。
泉房穂市長は「水上バイクに否定的なわけではなく、ルールを守って安全に楽しんでほしい」と話す。

水上バイクを巡っては、危険行為に対して罰金を科す条例を制定している自治体があるものの、乗用車のように速度超過などの違反を定めた法律がない。
明石市は16日、国土交通省と兵庫県に、国による法整備を求める要望書を提出。
斎藤元彦知事は危険行為の防止に向け、法整備の検討会を開く意向を表明している。 【巽賢司】

https://news.yahoo.co.jp/articles/3a7cd3eeeaf41cf786741b6ff6d3da945a5384bc