別スレに参考になりそうな書き込みがあったので、勝手に転載します。

----------------------------- キ リ ト リ セ ン -------------------------

海の上で小口径高倍率は陸上使用以上にナンセンス。遠くを見るなら大口径。
倍率は低め。かさ張るのは我慢して。どんな高級品でも海で使う双眼鏡は船の
備品・消耗品です。割り切って下さい。海に落としたら諦めること。
双眼鏡に限らず、フローティングを謳う船用品のほとんどにロクな物はありません。
浮くことよりも落水させないことが大事。

具体的には、「7×50の防水ポロ 実視界7〜8度 センターフォーカス(できればIF)
ハイアイポイント 重さ1kg前後」で、スペック的には平凡な割りに(分からなければ
各社の業務用モデルのスペックを参照)価格の高いモデル(高性能機である確率高し)
をいくつかピックアップして実際に店頭で手に取ってチェック、機種が決まったら
購入はお好きな店で。
なおマリン用としてコンパスが付いていたりレティクルが入っているモデルは、
ビギナーは避けた方が無難です。
7×50のポロは双眼鏡のスタンダードなので、まともなメーカーのちゃんとした品なら
まず外れはありません。
そして余った予算でもう予備にもう一機種、「口径30〜40mm 倍率8倍以下 ハイアイ
 CF防水のポロまたはダハ」。こちらは7×50ポロよりも小型なのでメイン機にしても
良いのですが、メインを張れる性能を持った機種はそれなりのお値段でしょう。
デイクルージングなら上記2台で足りますが、夜航海をするなら7×50は迷わず
ニコンかフジノンの航海用を。値段だけの価値はあります。保険と考え、
安全をお金で買って下さい。
他に注意点としては、ピントリングなど調整部は節度ある固さであること。グリスが
軟らかいと夏場はゆるゆるになります。倍率なんかよりずっと大切なのがストラップ。
良いストラップは肩や首への負担を和らげます。まあライフジャケットを着用している
筈なので、ライジャケがクッションにはなります。気をつけて欲しいのがストラップの
長さで、ライジャケを着た時に双眼鏡が胸の位置にくるようにして下さい。いささか
窮屈ですが、長いとハルにぶつけて光軸がズレます(その点さすがなのがニコンのSP。
少々のことではびくともしない頑丈さ)。
そして最後に一つ。2台のうちどちらかを自分専用として、人には貸さないこと