【漁業】瀬戸内海、水清くなり魚住まず?悲鳴上げる漁師[12/08/26]
1 :やるっきゃ騎士φ ★:2012/08/27(月) 09:18:49.47 ID:???
水がきれいになり過ぎて、魚が住めない?――。
瀬戸内海で魚介類の漁獲量が減り続け、漁師らから、こんな声が上がっている。
水質改善が進んだことで、植物プランクトンを育てる窒素やリンなどの「栄養塩」が
減り過ぎたことが一因と分析する研究者もおり、国も実態解明に乗り出した。

◆「もうけがない」
関西空港に近い泉佐野漁港(大阪府泉佐野市)。瀬戸内海での8時間の底引き漁から
戻ってきた男性(38)は、浮かない表情を見せた。
この日はカレイやヒラメ、エビなどが取れたが、数はどれも少ない。
「10年前は1日に7〜8万円分の水揚げがあったのに、今は2万円程度。
船の燃料代も高いし、ほとんどもうけはない」

農林水産統計などによると、瀬戸内海の漁獲量は1982年の46万トンをピークに
減少し、2010年は17万5000トンまで落ち込んだ。80年代に比べ、
カレイ類が2分の1、イカナゴは6分の1に。アサリ類は約190分の1に激減した。