ナインボールのブレイク

今時は10ボールやナインオンフットも盛んに行われているのには理由があります
一つはとっくの昔にナインボールのブレイクは攻略されちゃったからです(本当)

ビリヤードの雑誌にも10年前ぐらいに紹介されていますし、A級の人は全員知ってます
というのは言い過ぎでB級の人でも知ってる人は知ってます

ここでは雑誌でも紹介されていたセオリーを始めに書きます

たとえば左のウイングボールに6番をセットしたとします

左の長クッション側の2ポイントのクッションから1個〜1.5個ぶん玉が浮いた位置に手玉を置きます

あとは一番に対して全厚で、撞点は下でブレイクします
すると6番は左上コーナー、1番は右サイドに入ります

これがセオリーです

秘密の撞点とか、秘密の厚みとかありません
さらに最近はセルフラック時に2番をオケツにセットするので、取り出しは2番からになります

1番とウイングボールは入っているので、あとは2番と手玉の位置関係になります

2番がオケツな理由は、ちゃんとラック時に各ボールがくっついている前提だとコントロールしにくいからです

ちなみにオケツ2番が浮いているとエースが出やすくなります

最近ではブレイクエースを無効としているのは、セルフラックでオケツ2番を意図的で有る無しを問わず
浮いた場合ですとエースが出る確率が高くなるので、ラック盛った、盛らないで揉めたり、「お前盛っただろ、表出ろゴルァ(んなことはありませんが(笑)を避けるためにそうなっています

セオリーブレイクはマス割の確率が上がりますので、昔からマス割ブレイクとも呼ばれています
マス割の量産化計画を立てている方は、はかどりますよ

あとは2番のコントロールですが、ポイントはスピードです

さらに全厚の割り出し方ですが、これは玉カンの良い方は最初から見えているものが多いです

玉カンが普通な方は、山ほどブレイクして結果から、厚い、薄いを割り出し、ここが全厚なんだとしたほうが早道です

先ほど、先玉に対する絶対的厚みを説明しましたが、ラック時は何に対しての厚みと言うのはありません

ですので、始めは全厚はここと決めて、ブレイクしたのに結果が期待した結果と違った時は厚みが違ったとすれば良いのです

そして、ちょい右とかちょとずつ厚みを変えてブレイクすると、すぐにセオリーブレイクは出来るようになります

2番のコントロールも、オケツだから強く撞けばそれだけ動くというものでは無く、ちょいスピード控えめとかそんな感じです