お店のプロに「毎日撞いていて、撞くということがルーチン作業にならず、
毎日新しい気持ちで撞けるんですか?」と質問したことがあります。
初心者ゆえとはいえ、不躾な質問をしたものだと今となっては思います。
が、プロは真面目に答えてくれました。

店のプロも賭け玉をやってきた人。でも、私にはわかる。
誰もいない店で何万のラックを組んで何万のブレイクをして何万の取り切り
何万のバンク何万のマッセ何万のジャンプ…。
誰も見ていないところで課したであろう自分とのせめぎ合い。
華台での賭け玉の鮮やかな勝ちの裏にどれ程の地味な一人撞きがあったんだろう。

ビリヤードって、相手がいても一人の世界だと思います。相手がいても尚且つ
一人になれるかの世界。