2003年12月号 Basser 特別企画 田辺哲男責任編集より

ゴミ、水中に残されたライン、フィールド周辺に住む住民とのトラブル。
そうした事を意識してれば、普通であればそれを意識すると思う。
「そりゃまずいんじゃないの」って。小難しいルール以前のレベル。
要は自意識の問題なんだ。「自分だけなら・・・」という意識が、
ゆくゆくは自分に跳ね返ってくるっていう事をもっと理解する必要がある。

個人として、一人のバスフィッシャーマンとして、自分自身と向き合って考えよう。
ゴミ箱やゴミの収集場所以外にゴミを捨ててOKな場所がどこにある?
水辺の看板にルールとして「湖にゴミを残さないように」
と書いてあるのをよく目にするけど、「それって文字にしないと守れないの?」
って恥ずかしい気持ちになる。
こんな事は今更言うべき事じゃない。でも、こんな当たり前の事ができていない。
そんな事では他にどんな努力をしたって地元の理解を得ることなんてできない。

根掛かりしてしまったラインも同じ。切り方次第で少しでも水中に残す
ラインを短くできるし、それ以前にスポットを潰しても根掛かりした場所へ
近づいていくべき。そして釣りをする時間が短くなっても、
ルアーを回収しようと努力すべきだよ。