>>171
確かに柔らかい素材でバルサと違って吸い込まない
合成発泡樹脂の積層構造は、色々とクセと問題点がありますよね

弾性がある故に
表面に
柔らかい発泡素材→硬さのある接着面→発泡→接着面→発泡と重ねた場合
ペーパーで研磨した場合に段々畑みたいになる
なりやすい懸念は同感です

例の含浸処理みたいにも出来ず
樹脂や接着剤での塗りや吹き付けでコーティングした場合も
表面と接着剤での浅い弱い結合に依存する形になります
バルサと比べて、余計な手間とクセを抱えてまで使うメリットが無いのが悲しいですよね

積層といえばFRP以外で思い出すエピソードがあります
1997年〜2000年頃だったかな
今はなき相模原のKAPPAに委託品などが並べられていて
相模湖、津久井湖や早戸に行った帰りに寄ってたのですが

『ハンドメイドルアーの世界』だったかな、大判印刷の書籍の素人さんの投稿ルアーに
業界著名人が評価やコメントを付けていて
プラスチック製ルアーっぽいリップに付いたハンドメイドに柏木さんが結構冷たい評価でした
『市販のそれっぽく作ったルアーで面白味がない』みたいな感じ

それがガラスケースに並んでたので、よく観察していると
店長は『塗装が缶スプレーで汚いwどっかの市販のリペイントだろうね。それ』と笑ってました
そこで店長の私物奥に棚にある、その本を取って持って来てもらい

コレですよ(笑)と指差して
見た感じで判断するに…プラ板重ねて接着して削り出したはずです。と言うと
店長は『本当だ!これリップ自作かよw』と盛り上がったのを覚えています

オリジナリティには確かに欠けるものの、
一生懸命に削ったりエアブラシの無い環境下で作った熱意を感じるルアーでした