6日午前11時15分頃、大分市横尾のため池「雲川溜池(くもがわためいけ)」で釣りをしていた男性から、「仲間が池に滑り落ちて溺れている」と110番があった。

 約1時間半後、消防隊員が池の中に沈んでいた男性2人を見つけ、市内の病院に搬送したが、いずれも死亡が確認された。

 大分県警大分東署の発表などによると、死亡したのは北九州市八幡東区の会社員重永華寿季(かずき)さん(18)と、佐賀県白石町の会社員堤隆太さん(23)で、死因はともに溺死。

 2人は同じ工事の仕事で大分市に滞在。6日午前9時頃から、110番した佐賀県小城市の会社員男性(20)とともにブラックバスを釣っていた。重永さんが足を滑らせて池に落ち、堤さんは助けようとして飛び込んだという。

 池は深さ7〜8メートル。地元の水利組合が管理しており、関係者以外の立ち入りは禁止されていた。