「月に20〜30回くらい、ハローワークに通って、紹介された企業と面接できたのは1回だけ。
生活保護を受けているというだけで、あたかも犯罪者のように言われて断られた。
バッシングされて、私のような就労を求めている人の出口が、さらに狭くなるのではないか。
私だけでなく、探している人の思いを考えると、かなり追い詰められる。
偏見が大きくなるのではと、危惧している。
たった1社面接を受けられた会社でも、最後に、“人のお金で飯くっている人は、雇わない”と言われました」

 男性の元には、今回の騒動以降、40歳代前半の知り合いから連絡があった。

 その知り合いは、河本の報道以来、引きこもっていて、
「私は表に出られないから、代わりに買い物に行ってきてくれ」と、お願いされたという。

 男性は、こう続ける。

「私は、親の介護がきっかけで、路上に出ることになりました。
路上に出たとき、生活保護を受けるという選択肢は頭の中になかったんです。
いま、生活保護を下回るギリギリの給与水準で暮らすような境界の人たちからのバッシングには、
返す言葉がありません。

 生活保護を受けていくことを自問自答している人たちが多い。
仕事がなくて苦しんで、いったい自分はこれでいいのか。
どこで折れてしまうか、わからない。
経済的な自立より、心の自立が大切だと思います」

ナマポッポ47歳みたいに、2ちゃんねるに
出会わなかったんだなあ
ナマポッポは、精神疾患を逆手に取って生活保護受給者なのになあ