とにかくバットを振る図々しさで高打率

世に多くいるうだつが上がらないサラリーマンは、
変なところで“小利口”だ。
会社にしがみつくため上司に媚びを売り、
面倒くさい社内政治には積極的に取り組み、
会社のカネを私生活に巧みに工面していく……。
そういう工作を同時に回すぐらいには小利口だ。

 そこそこ大きな会社に勤めているサラリーマンは、
傾向的にみんな頭が良い。
一応は名前の通った大学を卒業するぐらいの地頭でないと、
正社員になるのは難しいので、当然と言えば当然かもしれない。
しかし、バカであることがアドバンテージとなる場面も多々ある。

私の知る限り、成功している自営業の社長はバカばかりだ。
けなしているわけではない。バカだから平気でリスクを取れる。
バカだから失敗が怖くない。
失敗しても、ダメージを受けない。
いい意味で鈍感。だから何度でもチャレンジを仕掛けられる。

 バカこそ最強だ。
儲かっている経営者はほとんど、才能や知識で成功しているわけではない。
単純に三振を恐れず、自ら打席に立ちにいく回数が多い。
周りの空気や意見なんか気にせず、
とにかくバットを振りにいく図々しさが、高い打率を引き寄せているのだ。

byホラレモン