BB時代の釣具会社を今の目線で見ると、業界変遷的にとても興味深い。

シマノがBB作ってた時代は、シマノはそんな大した会社じゃなかった。
釣具に限った売上高ベースではダイワ・オリムピックに続く3番目。
自転車パーツは作ってたけど、コッチも高級路線に目を向けたばかりで、たいしたもんじゃなかった。

でもこの頃から日本企業ならではの高い技術レベルを用いてブランド構築に目を向けるようになって、
バンタムが出たころにはアブなんかの老舗を蹴散らすようになった。
自転車パーツもまったく一緒で、バンタムの頃にはツール・ド・フランスのレーサー達はカンパと契約する人以外は
シマノを着け始めていた。

技術レベルってことに関しては、当時の日本企業ならどこも同じくらいだったと思う。
なのに今じゃ、会社規模としてはシマノ断トツ、ダイワ(グローブライト)は会社再編を経てポチポチ、
オリムピック(マミヤOP)、リョービ(上州屋傘下)はほぼ消えた。

俺は「ブラックバス釣りの楽しみ方」からバス釣りが始まったからBB(BM)が好きなんだけど、
あの時代から見たら、いろいろ変わったもんだなーと思う。