魔法少女、変身ヒロイン、戦うヒロイン、アイドルは女に描かすな。

女はせいぜい作画担当にしておけ。
脚本は男に任せろ。
それらは男が女に望む姿。
女には負担がかかるだけ。
少女漫画の主人公は風俗嬢ではない。
さもなくばとんでもない目に遇う。

それが今まで漫画を読んだりアニメを視たりして気付いた哲学です。

魔法使いサリー←原作者は男です。
ひみつのアッコちゃん←原作者は男です。
リボンの騎士←原作者は男です。
スケバン刑事←原作者は男です。
少女漫画にカテゴライズされる作品でもそういった作品でも文句無しに成功した作品は原作者が男性。

セーラームーンと赤ずきんチャチャとCCさくらが90年代のベスト3にしてワースト3だと思う。
どれも皆、曰くありげな事情抱えた作品じゃん?
そして作者は女。
種村有菜だって本当は変身ヒロインなんかに手を出さなければあんな性格の漫画家にはならなかったと思う。
この人の初期作品を読んでびっくりするほど作風もまともで言動もまともで驚いた。

90年代りぼんなら種村有菜「かんしゃく玉のゆううつ」と彩花みん「ごん太を殺せ!」が「ずっとこの路線で行って欲しかった…」と惜しくなる初期短編集のニ傑。

彩花みんは数は多くないけど(一冊半しか出てない)短編集を読んでいると「メインの男の子+パートナーの女の子」くらいの比率でやれば本当に成功したのかな?と思う。
ただそれだと少女漫画じゃやり辛い。
赤ずきんチャチャも本当はチャチャはヒロインじゃない。
元から狼男の少年が描きたくて、でもそれじゃ少女漫画にならないから仲介役として赤ずきんの魔法使いを描いたに過ぎない。
そして美少女が主人公だとどうしてもギャグ漫画だと描きにくい。
下手すりゃポルノになる。だから後半は路線を変えた。
もともとこの人は女の子を描くのが苦手だった上、途中で腐女子に目覚めた(これはちょっと汚いなと思うが)