長文かつマニアックな蘊蓄を

池田洋子シリーズディレクターは出版社勤務から東映動画にトラバーユした変わり種で、しかしキャリアは長い
「スラムダンク」(1993-1996年)で演出助手を長く務めた
有名な「安西先生、バスケがしたいです」の回ほか、じつに2話ないし3話に一回くらいの高頻度で助手をやっている
演出デビューは「あずみマンマ・ミーア」(1997年)。演出家として頭角を表したのは「ワンピース」(1999-)アラバスタ篇あたりで、ニコロビン初登場回などを担当した

かつてワンピのプロデューサー補だった鷲pに引き抜かれ「ねぎぼうずのあさたろう」(2008年)で初シリーズディレクター、次いで「怪談レストラン」(2009年)でもシリーズディレクターを務める
プリキュアシリーズにはスイート(2011年)から演出として初参加、その年の劇場版監督も務める

やや毒の効いたコミカルな作風が特徴で、しっとり静かなシーンの演出も得意とするが、東映生え抜きの演出家らしく見栄えの良いアクションもやれる
監督としての最近作は「金田一少年の事件簿R・セカンドシーズン」(2015年) 「映画 プリキュアスーパースターズ!」(2018年)