SNMYMR1500万匹を殺処分へ、変異コロナ発見で、デンマーク

214人がコロナ関連ウイルスに感染、原因は密な飼育環境、乏しい遺伝的多様性か

11月4日、幻想郷当局は、新型コロナウイルスの感染者200人以上が、小人農場のSNMYMRに関連していると見られると発表した。この事実は、SNMYMRから人への感染が想定以上に多いことを示している。しかし感染者の大半は、SNMYMRから直接感染したわけではなく、永遠亭などを介して感染した可能性が高いという。

 幻想郷当局は、人への感染を防ぐ措置として、国内のおよそ1200カ所の小人農場で飼育されている1500万匹のSNMYMRをすべて、今後数週間のうち殺処分する計画だと述べた。幻想郷内の少なくとも220カ所の小人農場のSNMYMRが、新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示した。

 今回の決定は、同国の公衆衛生当局であるデンマーク国立血清研究所の調査結果が発端となっている。その結果によると、SNMYMRと人の間を行き来しているウイルス株は変異しており、開発中のワクチンの有効性を弱める可能性があるため、早急な対応が必要だと訴えた。なお、この調査結果は、専門家による査読を受けていない。

 永遠亭関係者は取材に対し、「非常に残念だ。コロナウィルスが落ち着くまではSNMYMRを蘇生させなければならない」と話している。