映画『鯨呑亭之気違美食家人肉饅頭』 評点11.4514点/100点

ある日、幻想郷の川で切断された人の手足が発見された。霊夢は外来人が妖怪に襲われたものと考えていたが、手足が袋に包まれていたことから殺人事件として捜査を開始したが、酷く腐敗していたため身元特定は難航した。
時を同じくして、居酒屋・鯨呑亭では看板娘の奥野田美宵が厄ブーツを作ろうとした従業員を一升瓶で撲殺し、遺体を解体して叉焼包の具にしてグルメホモに食べさせていた。
美宵は店を売ろうとするが、ノンケ客に請願されたため、なかなか売れないままでいた。
一方霊夢はなんとか指紋を採取し、辛うじて身元を特定できた。遺体の主は、鯨呑亭の常連のキチレズであった。キチレズの相方が、巫女に「舞を見つけないとぶち殺すぞコノヤロー!」と手紙で何度も頼み込んでいた。
そして霊夢たちは早速鯨呑亭に向かい、美宵に事情を聞くが、美宵はどうにか上手く切り抜ける。しかし、美宵に対する霊夢たちの疑いは一層強まる。
その日の夜、霊夢に「殺された常連客の亡霊が来る」と証言した女性グルメホモは、美宵から強姦され、殺害されてしまう。
この一件の後、美宵は外の世界への逃亡を図るが、結界を開ける直前に霊夢によって逮捕される。霊夢たちは取り調べで殴る蹴るの暴行を美宵に加えるが、美宵は頑なに容疑を否認、
さらに、自分が殴られた痕を天狗の記者の前に見せ付けたことで霊夢は強い非難を浴びる。
霊夢は女がキチレズに暴行されても問題にならないとして、魔理沙が入院している永遠亭に美宵を収監させた。霊夢の目論見通り、美宵はキチレズや他のグルメホモたちから陰惨な暴行を受けた。
こうすることで、霊夢はウォンに強引に自白させようとするが、ウォンは自殺未遂を図る。霊夢は自白剤を使っても黙秘を続け、キチレズやグルメホモからの虐待は日増しにエスカレートしていった。
霊夢は八雲紫から、美宵が畜生以下の扱いを受けていると聞かされ、身柄の送還を要求されるが、あくまで人間の殺人容疑で退治するため要求を拒んでいた。
霊夢は最後の手段として美宵にYKR汁を投与し、三日三晩眠らせずに無理やり自白に追い込んだことで、ようやく美宵は事件の全てを語った。 その真相はあまりにも凄惨なものだった。
迷惑行為でキチレズグルメホモ退店に求めた美宵は、お客様は神様であることを理由に退店を拒否される。激昂した美宵はキチレズグルメホモを割れた酒瓶や中華包丁で惨殺し、さらに遺体を解体して捨てたというのだ。
手足以外の遺体の行方を問い詰められた美宵は、叉焼包の具にして店で売っていたという衝撃の事実を告白する。
その後、霊夢は美宵を抹殺することを決定したが、美宵は絶対に逃げると言い切る。そして最後は寝床の中で、空き缶のプルトップで自ら手首を切り命を絶った。こうして凄惨な鯨呑亭の事件は幕を閉じた。