予想通り物理通貨では無理した、だから次の段階に移行します、という流れを作るためにわざわざ十数年をかけてきたのだが、それが今に至って昨今の暗号通貨の急激な流布によって機が熟したことを明示し始めている。
しかし、形があるなしに拘わらず通貨に信用を付与するのは並大抵のことではない。
信用されない通貨は通貨とは呼ばれないように、信用取引の根幹を成すのが通貨本来の役割であって、本来、信用という実態のないものに通貨という形を与えたものだ。