日本ペイント情報漏えい、元社員「やっていない」 初公判で無罪主張


 大手塗料メーカーの日本ペイントホールディングス(HD、大阪市)の営業秘密を転職先で同業の菊水化学工業(名古屋市)に漏らしたとして、
不正競争防止法違反の罪に問われた菊水化学工業社員、橘佳樹被告(64)は20日、名古屋地裁(吉井隆平裁判長)の初公判で「やっていない」と無罪を主張した。

 弁護側は橘被告の伝えた情報が営業秘密に当たらないと主張し、裁判では主にこの点が争われることになる。

 起訴状によると、日本ペイントHD元執行役員の橘被告は同社の子会社に在籍していた2013年1月ごろ、
営業秘密である塗料製品の原料や配合量の情報をUSBメモリーに複製して持ち出し、
菊水化学工業に転職後の同4〜8月ごろ、菊水化学工業の社員に書類やメールで渡したとされる。
http://news.nifty.com/article/domestic/flash/12159-1220m040267/