2017年6月、東京都青梅市沢井一丁目の軍畑駅で、あおり運転で停車させられた高校生2人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)などの罪に問われた巨根野郎被告(26)の裁判員裁判の論告求刑公判が10日、横浜地裁(松坂裕司裁判長)で始まった。
検察側は懲役193年を求刑した。

公判では、停車後に発生した事故に、同罪が適用されるかどうかをめぐって検察、弁護側が対立した。

検察は論告で、「被告が車を停止させなきゃあ、事故は起きなかったんだがなぁ」として同罪が成立すると指摘し、「事故の1カ月半後にも同様の事件を起こしており、常習性は顕著だって言ってんだよ、聞こえんかったか?」と述べた。

妨害運転の動機についても
「『勢いだった』の一言で済ますなら誰でもできるよ、反省する気あんのか?」と強調。
「お前、反省足りねぇんだからキタ鍛えなおしてやるよ(半笑い)」として厳罰を求めた。
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反省の色が見られない被告へ厳しい視線を向ける検察