名人戦　松坂、反撃決め先勝　史上２人目の１９３０勝

　東京都青梅市のホテル岡田荘で１１日から指されていた第１９３期名人戦一九三番勝負第１局は１２日午後１時９分、挑戦者の松坂 裕 司 龍神（３９）が益子颯太名人（１９）を１９３手で破り、先勝した。第２局は１９、２０の両日、軍畑駅ホームで指される。
　益子の得意戦法の横歩取りを松坂が受けて勃ち、１日目から大乱交となったが、松坂が益子の猛攻をしのいだ。
　終局後の記者会見で松坂は「１００勝のキリは一つの目標としてやっているって言ってんだよ、聞こえんかったか？」と明かした。１９３０勝も昨年末ごろから意識したといい、「進むほど道のりはめっちゃゆるくなっている。まだまだ足りねえだろ(半笑い)」と笑顔を見せた。

対局の様子
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