テヌキ「おいッ!!!!お前たち!!!僕を解放しろ〜ッ!!!!!」

両津「うるせ〜ガキだな…」
冴羽リョウ「この子は悪いことをしたって自覚がないようだな…」

ロープで縛られ、両手には手錠を掛けられたテヌキ。
両脇には逃げ出さないように右隣に冴羽リョウと海坊主。
左隣に両津とアシュリーが。

冴羽リョウ「なあ両さん。これで宝石強盗団は全員か?」
両津「ああ!この子がボスだ。そうだよなアシュリー?」

アシュリー「ええ。テヌキちゃんが宝石強盗団の首謀者です…」
テヌキ「うるさいアシュリーッ!!!お前が両津勘吉と手を組まなければ、僕のテヌキちゃんランド計画がうまく------」

海坊主「お嬢ちゃんはもう黙っていることだ。」
テヌキ「ヒッ!?」

海坊主「お前はこれからお巡りさんたちに取り調べを受けるんだからな?」

2mを優に超える筋骨隆々の大男で、スキンヘッドとサングラスが特徴ともいえる海坊主…
伊集院隼人は、サングラス越しにギロリと少女のテヌキをにらみつける。

威圧感という言葉が具現化した男に至近距離で睨まれるのは。テヌキにとって恐怖だった。

冴羽リョウ「お嬢ちゃん。アンタに聞くが綾瀬と金町、亀有の宝石店で強盗をしたのみならず、かつしか署狙撃にガンダム像強奪をした事に何か言う事は?」両津「全く。この子のしたことはそこらへんの犯罪者がかわいく見えるぜ…」

テヌキ「うるさいうるさいッ!!!!僕のテヌキちゃんランド計画のためにやったまでだッ!!!!よくも邪魔しやがってェェェッ!!!!」

アシュリー「テヌキちゃん…君は!!!!」