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テヌキ「やあ〜両津勘吉!ようこそ僕の船…テヌキちゃん丸へ!!」

テヌキは両津小ばかにした表情でニヤニヤしながら、続ける。

テヌキ「まっさかここまで僕たちを追いつめるとはねえ…いやあ見事だねぇ〜君!僕びっくりしちゃった!いやあすごいすごい!」

両津「やい!!お前が宝石強盗団のリーダーだな!?」

テヌキ「そうですとも〜両さん!!僕が宝石強盗団のリーダー…そして!!超スーパー天才魔術師のテヌキちゃんだっ!!!」

両津「まさか本当に、宝石強盗団のリーダーがこんなガキだったとはな!!」

両津「一体お前の目的はなんだ!?なぜ宝石強盗をした!?」

テヌキ「よくぞ聞いてくれたねぇ〜!僕の目的はねえ…集めた宝石を売りさばいて…テヌキちゃんランドを作ることさ!!僕がテーマになった、遊園地をね!!」

テヌキ「そして完成の暁にはねえ…中心に僕がアシュリーを跪かせる銅像を作る予定だっ!!!」

テヌキ「さらにさらに!!テヌキちゃんランドを作ったらアニメ界・漫画界にデビューするのだ!!超スーパー天才魔術師の僕を世界中に知らしめるのだっ!!」

両津は呆れた表情をする…
あまりにもしょうもない計画のために、ここまでの大騒動を起こしたテヌキへの呆れ。

両津「しょ、しょうもねえ…」

両津「と、とにかく!!これ以上お前のくだらねえ悪事に色んな人を巻き込むんじゃねえ!!」
テヌキ「あぁんっ!?僕のテヌキちゃんランドを建てる壮大な計画がくだらないだとっ!?」

両津「当たり前だ!!魔術師気取りもいい加減にしやがれこのクソガキ!!!」

テヌキ「コラァアアアアアーッ!!!誰が魔術師気取りのクソガキだゴリラ警官ッ!!僕は超スーパー天才魔術師、テヌキ様だあああ〜っ!!!!」

両津「(なんか喋り方が白鳥に似てるなこのガキ…)」

両津「テヌキ!!宝石強盗に、かつしか署狙撃依頼の罪で逮捕だ!!!」

テヌキ「あ〜ん?逮捕だぁ〜!?僕は捕まらないよ。両津勘吉!!!」