日大アメフト部OBが決死の告発「私は内田前監督に裏金1500万円を渡した」
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 5月6日の関西学院大学との定期戦で、宮川泰介選手に悪質タックルを指示したとされる日大アメフト部の内田正人前監督(62)。
日大アメフト部OBであるA氏が、内田氏からの依頼で裏金を渡したことを「週刊文春」のインタビューで明らかにした。

入院生活を送る内田氏 ©文藝春秋
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「私は2004年から8年間にわたり裏金作りを手伝ってきました。内田前監督に銀行振り込みや現金手交という形で、1回100〜200万円、総額で1500万円を超える裏金を渡してきたのです。
今回の問題で日本大学アメフト部、さらには日本大学の権力構造について様々な問題が指摘されています。
これを機にあらゆる膿を出し切って、母校に再生してもらいたいという気持ちから、自戒を込めてすべてをお話しすることを決意したのです」


 A氏が裏金工作を持ちかけられたのは、03年に内田氏が監督に就任して間もない頃だった。
アメフト部に備品などを納入する会社を経営していたA氏は水増し請求によって裏金を作っていたという。

A氏の通帳には内田氏への送金が記されている
 日大広報部は「本学の施設などの建設、備品購入は、すべて本部管財部が行っており、不正購入などの余地はないと判断しております」と回答。
内田氏が取材に応じることはなかった。

 6月7日(木)発売の「週刊文春」では、A氏の独占インタビューを5ページにわたって掲載。さらに悪質タックル事件の事態収拾にあたる別の常務理事の金銭トラブルも詳報している。