なぜアメフトは世界に普及しなかったのか検証する
ラグビーなら大まかなルール教えて、ボールさえあれば(タッチルールで)
素人でもできるが、アメリカンは無理
どんな競技であるか(最低限の ルールとセオリー)を理解しないと、試合に
ならない 本格的にやろうとすればしっかりしたコーチもがいるが、コーチ
できる人もほとんどいない(ラグビーなら素人集団の見よう見まねでもクラブ
活動なんかは成立する というか、実際そんなレベルの高校の部活もある)
コーチがいても、選手が育つには時間と手間がかかる おまけに防具等に
金もかかる
まあ、普及しにくい要素がテンコ盛りの競技であることは間違いない 英国産球技が世界中で普及しまくったことの方がある意味問題だろ
スポーツというか娯楽文化は基本輸出商品じゃないんだから
自国完結が普通なんだけど
五輪やら英国産球技のせいでスポーツはグローバルなものじゃないといけないみたいな風潮が生まれた それは球技に限った話ではない 産業革命で英国が近代化の先陣を
切ったことが、近代スポーツの誕生とその世界的普及に繋がっている
近代以前は、例えばフットボールの場合、主にパブリックスクールで
体育として行われたいたが、スクールごとにルールはまちまちだった
産業革命以前の時代、人の移動はそう簡単ではなく、スポーツも全国
大会などはできなかった だから、類似する競技でもスクールごとに
好き勝手なルールを決めて採用していたわけだ
産業革命というのはイコール交通革命でもあり、通信革命でもあった
これにより人の移動も容易になり、全国大会も開かれるようになった
そうなると当然、ルールがまちまちでは困る ルールを統一し、全国
大会を開くために統括団体も作られた 近代スポーツの要件として、
統括団体、全国統一ルール、全国大会の三つが存在することが挙げ
られるのはそのためである
フットボールだけではなく、レスリングなども各地でまちまちだったのを
統一した 日本でも江戸時代に各流派あった武術が柔道、剣道として
統一されたのは、近代化の必然だったと言える
英国の場合、産業革命が植民地獲得を後押しした 近代スポーツと
なった各種の英国産競技は、その統一性ゆえに植民地でも盛んに
行われるようになったというわけだ アメリカ、カナダ、メキシコ、ナイジェリア、ドイツ、アメリカンサモアで一応国際大会は成立する。ガチの大会をやってほしいなー
ナイジェリアとドイツはNFLプレーヤーのbirthplaceが載ってるサイトを参考にした。