ディフェンス選手の資質として「キラーインスティンクト」が必要
と言われることがある。
直訳すると「殺し屋の本能」と物騒な言葉になるが、ソフトに言えば負けん気だ。
プロ選手の中にはこの本能を呼び覚ますために対面の敵選手に母親を殺された
とイメージしてゲームに挑む選手もいると聞いたことがある。

内田・井上は、宮川が一皮むけるためにはこれが必要と考えていたのだろう。
しかし、その”指導”方法が間違っていた。
宮川を精神的に追い込み本当の「殺し屋」にすることでこの本能を呼び覚まそう
としたのではないか。
そのためには対戦相手がケガしてもいい、むしろそうなればラッキーと
思っていたのふしがあるので教育機関の指導者としては許されるものではない。