関学監督と選手父コメント 日大選手会見受け
https://mainichi.jp/articles/20180523/k00/00m/050/011000c

 被害を受けた関西学院大の鳥内秀晃監督と負傷した選手の父、奥野康俊さんのコメント全文

 会見で日大選手(宮川君)が話してくれた内容は非常に具体的だったので真実を語ってくれたと感じた。愕然(がくぜん)としている。
このようなことがスポーツの場で起きたこと自体が信じられない。また、この事案はアメリカンフットボールあるいはスポーツの範ちゅうを越えているものだと改めて感じた。今後は警察の捜査にも委ねられることになるだろう。

 関東学生連盟にはきちんと報告書を作成し、しかるべき措置を講じてもらいたい。部としては、24日の日大からの回答を待って対応を決定するつもりだ。
 日大選手(宮川君)の行為そのものは許されることではないが、勇気を出して真実を語ってくれたことには敬意を表したい。立派な態度だった。

 父・奥野康俊氏

 激しい憤りを覚える。監督やコーチが最初から自分の息子をけがさせようとしていた。絶対に許されないことだ。
このような指示を出すこと自体があってはならないことだし、さらに強制し、追い詰めるやり方は社会のルールをまったく逸脱している。
こうしたことが学校の中で起きていたこと自体が信じられない。被害届を取り下げる準備もあったが、今回の会見を見て刑事告訴も検討せざるをえない状況だ。

 24日の日大からの回答を待って、家族、本人、関学アメリカンフットボール部とも相談して結論を出したい。
日大選手(宮川君)は自分のしてしまったことを償い、再生していただきたい。勇気をもって真実を話してくれたことに感謝する。