>>782
悪質タックル問題解決へ日大除く関東学生1部15大学が第三者委員立ち上げを要請

6日に行われたアメリカンフットボールの関学大と日大との定期戦(東京・アミノバイタルフィールド)で、
関学大の先発出場したクォーターバック(QB)選手が相手守備選手から悪質なタックルを受け、負傷した
問題が波紋を広げる中、関東学生アメリカンフットボール連盟の1部リーグに所属する日大を除く15大学が
17日、都内で定例の代表者会合を開き、現在の混乱の収束に向けて話し合った。日大は欠席した。
 
会合では現在、問題の調査にあたっている関東学連の規律委員会とは別に、第三者委員会による調査を連盟に要請。
会合後に取材に応じた東大の森清之ヘッドコーチは「外から見ると、規律委員会はどうしても身内が調査している
ように見られてしまう。それはどんな結論が出ても。客観性を担保するためにも、早急な立ち上げをお願いした」。
これは悪質なタックルをしてしまい、強烈な批判にさらされている日大のDL選手のためでもあるという。
「彼をしっかり守るというのも、第三者委員会を立ち上げる1つの理由。どうしても(規律委員会の)関係者の
中だけでは言いたいことが言えない可能性もあるので」と、説明した。
 
また、15大学の全会一致でアメリカンフットボールの素晴らしさを伝える“共同宣言”をまとめることも決定した。
森ヘッドコーチは「フットボールに対する僕らの気持ち、素晴らしい最高のスポーツであることを内外に示して
いきたい」と、思いを語った。
 
現在の混乱により、部活への勧誘の時期の中、各大学のアメフット部は厳しい立場にあるという。「横浜国立大の方も
言っていたけど、今、入部や体験入部してくれる子の中には高校までフットボールをやったことがない子もいる。
メディアやSNSであのシーンが流れて、あんなスポーツだと見られて、チームに対しての問い合わせも多い。
ご両親からやめなさいと言われた選手もいるし、入部希望もやめている学生もいると思う」と明かし、
「あんなプレーは普通ありえない。僕も何十年もやっててもなかったこと。そこはちゃんと言っておきたいし、
誤解を説く意味でも取り組みたい」と、熱弁した。

https://www.daily.co.jp/general/2018/05/17/0011266030.shtml