光藤は昨年も「自分が試合に出ることよりもチームの勝利が大事」と言っていた

関学の主将といっても、プレーで引っ張るタイプもいればキャプテンシーで
引っ張るタイプもいる 関学がすごいのは、そうした主将のタイプに応じて
チームの組織づくりをしっかりとやって結果を残す点
何もかも主将に押しつけるようなことはせず、自分たちが選んだ主将の下、
優勝を目指して一人一人が何をやるべきなのかを自覚する 副主将、パート
リーダーなど引っ張る側のリーダーシップと、リーダーを押し上げようとする
フォロワーたちのフォロワーシップとが融合して大きなベクトルを生み出す

フォロワーは単についていくというだけの意味ではない リーダーの意図を
読み取り、ときには先回りするぐらいの、アクティブなフォロワーである

そのうえで主将はすべての責任を背負いこむ これだけのチームをまとめられ
なければ自分はクソだという覚悟を持って臨む それが関学の主将というもの
QBが主将を務めることの困難さは百も承知 だからこそ、チーム一丸となって
その困難を克服しようとする来年度のファイターズに期待したい