前にも書いたが、2011年以後の関学は、過去に痛い目に遭ったときの
反省点を埋めるような準備をしてきている
あの時、あれができていたら、そんな思いをしないで済むように、ね
今年のリーグ戦では関大戦のFGリターンがそう あれ一発で膠着
しかけた試合を決めてしまった

要するに抽斗が豊富ということなんだけど、その豊富さを最大限活かす
シーケンスの組み立てを、相手にあわせて試合ごとに行っている

更にすごいのが、年間単位あるいは年度をまたがっての「流れ」という
ものを組み立てていると思われる節があること 昨年は「二位通過では
王者の資格なし」と覚悟して、二度とも勝った 再建色の濃い今年は、
立命が何が何でもまずリーグ戦で勝つことを強いられるという状況を
利用して「捨てゲーム」を作った

結果論といえばそれまでだが、結局立命は第一ラウンドで出し尽くさ
ざるを得なかったわけで、いまの関学はまさしくマルチプルオフェンス、
相手にあわせて何でもできるスタイルを築いているように思う