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関学の小野氏が出身の都立戸山高校でコーチをしていたときの高校アメフトでの基本方針

攻撃はシンプルに徹せよ

フットボールの戦術的な面についても記しておきたい。
攻撃は、「シンプル化」を最大の眼目とした。もともと戦術は単純で分かりやすいことが大切である。
戸山の短い練習時間の中で消化するにはなおさらである。
また、単純にすることで、選手達が自分で考えることができるようになる利点があり、フットボールの面白さも伝わると考えた。

大学のレベルですら、プレーの数が増えると消化不良のプレーでミスが起きたり、ミスとは言えないものの熟練度の低さが結果的に失敗を招くなどして自滅することが多かった。
プレー数を減らしてシンプルにすることが、ミスを減らす簡単な方法であり、自滅しないことがそのまま勝つことに結びつく確率が高いというのが大学時代の敗北から得た教訓だった。