関西大会も大詰めのベスト4。実力伯仲の好カードが揃っており、非常に予想しにくいが
個人的意見を述べる。

箕面自由27-24関大一高
大産大附属10-17立命館宇治

個人的に注目する点は2つ。
U-19選出勢の圧倒的個人技と大阪府代表の特性である。

まず一つ目のU-19の圧倒的個人技であるが、大学生がベースの国際大会代表に高校生ながら
「飛び級」で入っているため、やはり個人能力では突出して目立つものがあり、特筆に値する。
ベスト4に入ったチームでU-19に選出されているのは、箕面自由がQB/FB/P#11、
大産大附属がTE/DE#5、立命館宇治がQB#5、DB#17の4名である。
実際、先日の関学の敗戦の要因は箕面自由#11の個人技でディフェンスが破壊されたものに
よる印象が強い。これらの選手の活躍が勝敗に大きな影響を与えるのは間違いないので
注目して試合を見ると面白いかもしれない。

もう一つが大阪府勢の特性である。大阪には伝統的にベストアスリート主義的なものがあり、
主力選手はリャンメン出場でフル回転で有効活用するチームが多い。
当然、体力の消費も激しく、これらのチームは後半に動きが急激に落ちる傾向がある。
総合力という点で大阪代表勢に怪我や体力的なリスクが常につきまとうのは否めない。
特に京阪対決である、大産大附属VS立命館宇治の試合はこの要素が勝敗を
左右するのではと個人的に注目している。

以上の点から関西準決勝の結果を上記のように予想している。
勿論、代表はいないものの関大一高にも素晴らしい選手はいるのでこれはあくまで参考程度にしかならないが、
タレント力の観点で見ると、箕面自由が関大一高を大きく上回るように感じている。関西大会で接戦をものにしてきた
関大一高のしぶとさという点も面白い。
大産大附属と立命館宇治はともにタレントの宝庫である。代表選手以外にも、優秀な選手をずらりと揃える様は
まさに圧巻であり、スターティングメンバーの質では互いに拮抗しているが、選手層の厚さで勝ると思われる
立命館宇治を推したい。重厚なライン戦が楽しめる玄人向けの好ゲームになると思う。

以上愚生の独り言である。長文失礼した。健闘に期待する。