レタスの根に亀裂や褐色化…県、黒根病を初確認
https://www.yomiuri.co.jp/science/20181121-OYT1T50025.html

 静岡県農林技術研究所は20日、県東部で6月、レタスの根が変色して生育不良になる伝染病「レタス黒根病」の発生が
県内で初めて確認されたと発表した。病原菌は土壌に生存して様々な植物に感染するといい、同研究所が農家に注意を呼びかけている。

 黒根病に感染したレタスは、根が褐色になったり亀裂が入ったりして、症状が進むと株が育たずに出荷できなくなる。
感染拡大を防ぐには同じ作物の連作を避け、土壌が飛散や流出をしないよう防風ネットを張ったり、農作業後に農機や長靴に付いた土を洗ったりすることが必要だという。

 同研究所は農協を通じて被害を把握し、病原菌の特定を進めていた。海外ではアメリカやオーストラリアで発生が報告されているが、
国内では2016年に群馬県で確認されて以来、2例目とみられる。