「臣民」(サブジェクト)「国民」(シチズン)

憲法がまだ生まれる前
松本烝治「松本試案」を作成してるとき
憲法問題調査委員会の第五回総会で
九大教授の川村又介が
「臣民という言葉には封建的が響きがあります。私は国民のほうがよいと思いますが」
と提案したが、枢密院顧問官だった美濃部達吉は
「臣民は臣民でいいじゃないか。(中略)これを変えることは、國體を替えることにもなりかえない」
と反対した