産んだ赤ちゃんを用水路に投げ込み殺害した罪 女に懲役6年の判決 岡山地裁
2022/3/25 18:53

産んだばかりの赤ちゃんを殺害した罪に問われている女の裁判員裁判で、岡山地方裁判所は女に懲役6年の判決を言い渡しました。
殺人の罪で判決を受けたのは、岡山市のコンビニエンスストアの店員・安原利佳被告(37)です。
判決によりますと、安原被告は2020年10月20日午後9時ごろ、岡山市の公園で赤ちゃんを産み、その後近くの用水路に投げ込んで殺害しました。
これまでの裁判で弁護側は「安原被告は服用した薬の影響で心神喪失状態だった」などとして、無罪または執行猶予付きの判決を求めていました。
25日の判決公判で岡山地裁の宇田美穂裁判長は、「犯行後ドラッグストアで生理用品を購入するなど通常の行動をしていて精神障害の症状は見られず完全責任能力がある」と判断、「強い殺意に基づく残酷な犯行」として求刑通り懲役6年の判決を言い渡しました。

https://news.ksb.co.jp/article/14581860