呉の人。
諸葛瑾の息子にして孔明の甥。
才能はあったが性格に難ありだったという。

『三国志』の著者の陳寿は「諸葛恪は才気にあふれ、大きな展望をもって働く事ができ、国内の人々の賞賛を受けていたが、驕慢で狭量であった」と評している。
その上で「仮令周公であっても(その様な欠点が在れば)その長所を台無しにしてしまう。まして諸葛恪なら尚更で、己を誇って他人を踏付けにしたのだから、どうして身を滅ぼさずに済む筈があろう。
若し彼が陸遜や弟達に与えた手紙に述べた内容を実践していたならば、後悔する事にも災禍を被る事にもならなかったのである」
と締めている。