>>242
わしゃ、出臍じゃ無いぁけぇ、政治屋にゃ成らんし、主権者の国民として
権力監視するだけよ。
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20051211/1134246352
「およそ知識人たるものは絶えず国民に権力の持つ危険を思い起こさせ、
権力保持者をいつも緊張状態にさせておくことを自らの報酬なき職責と見なすべきで
ある」(5p)
「知識人は、権力保持者が何よりもまず国家利益のために活動する、とは決して
信じてはならない。」
「…独裁国家や全体主義国家は、つね日頃から一連の思想を入念に創作し、それが
同時に、偽りのリアリティをかたちづくっている。そして、その偽りのリアリティが、
今度は、独裁制や全体主義のシステムを支える基盤となる。北朝鮮(朝鮮民主主義
人民共和国)では、人々はそこが労働者の天国だと絶えず教え込まれている。
ソ連の被支配者 subject たちは、最後まで、そこが世界で最も進んだ福祉国家だと
聞かされていた。
 日本は独裁国家でも全体主義国家でもない。しかし、偽りのリアリティという
幻想が、政治・経済問題に絡み、日本のいたるところで深く根を下ろしている。
 日本の民主主義 democracy はまだ実現していない。それは可能性 potential に
とどまっている。…」
「…もし、あなたのまわりの世界がどんな仕組みで動いているのか知らなければ、
あなたはそれだけ犠牲者にされやすい。明らかに、正確な情報を多くもっている
人は、対人関係で格段に有利な立場に立てる…反対に、知識が極端に少なかったり、
誤った知識しかなければ、その人は格段に不利になる。
 もう一つ、はっきりしていることがある。知識の少ない個人は、社会的に上位に
ある者から、より簡単にコントロールされやすい。」(21p)