神戸製鋼、アルミのデータ改ざん ジェット旅客機MRJにも納入

2017年10月8日 20時57分
神戸製鋼所は8日、アルミ製品の一部で強度などの性能データを改ざんして納入していたと発表した。
三菱重工業によると、開発中の国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)にも使われている。不正は組織的に、約10年前から行われていた。

強度不足の恐れもあるが、三菱重工は安全性に問題はなく、MRJの開発に影響しないとの見方を示した。

神戸製鋼は昨年にもグループ会社、神鋼鋼線ステンレス(大阪府泉佐野市)によるステンレス製品のデータ改ざんが発覚しており、信用力の低下は必至だ。
川崎博也会長兼社長ら経営陣の責任の明確化は避けられない。
(共同)