物理的、精神的に攻撃と防御の関係は対等ではない。
攻撃は線で行えば良いのに対し、防御は面で行う必要がある。
時間と場所を選ぶ権利は攻撃側にある。コストが釣り合わない。

自国の防衛を専守防衛に留めると宣言する事は
日本に敵意のある国に対して
ノーリスクで攻めたい時に攻めるだけ攻める権利が
ある事を容認する様なものである。

つまり敵が領土を狙って来たらそれを守る事は当然として
逆に敵の領土を狙う事こそが正しい防衛の論理である。

また敵に自国領土を貸し続けた場合、同じ期間今度は
敵の領土を借り続ける事が出来ると考えるのも
正しい論理である。

戦争は望ましい事ではないがそういう選択肢が日本にあると
いう事自体が抑止力や交渉材料になるので
憲法を改正するならそういう権利が防衛という観点から
認められる事を明示した方が良いだろう。