リガーレ仙台 葛和伸元 シニアディレクター
「本当にこのリガーレができたということは、わたしにとっても非常にうれしいことだったですね」

7日に発表された新チーム、リガーレ仙台。
「リガーレ」とはラテン語で「結ぶ」「つなぐ」を意味し、バレーボールを通し、地域やファンと選手を「つなぐ」チームを目指します。
かつて仙台市を本拠地としていた「仙台ベルフィーユ」は去年6月、財務状況の悪化を理由に「日本バレーボールリーグ機構」から退社勧告を受けチームは解散ました。
そこからベルフィーユの関係者が中心となり、約1年かけて新チームを結成しました。
前仙台ベルフィーユ監督の葛和伸元さんがシニアディレクターを務め、監督には葛和さんのトヨタ車体時代の教え子の船崎恵視さんが就任しました。
現時点での所属選手はわずか3人。
そのうちの1人に仙台市出身でリオオリンピック代表の佐藤あり沙選手が加入しました。

リガーレ仙台 佐藤あり紗 選手
「私自身、宮城県が大好きなのでこれからいろんなことがあると思いますが、ポジティブに助け合って愛されるチームを作っていきたいなと思っています」

以前、ベルフィーユでプレーしていた荻野雅子選手は、再び仙台でバレーボールができる喜びを話しました。

リガーレ仙台 荻野雅子 選手
「きょうまで1度もあきらめないで、動いてくれていたスタッフの方や、周りの関係者の方、それと、もう一度力になってくれるって言ってくださっているスポンサー企業の方々、
その思いを受けてわたしも、もう1回頑張ろうと、もう1回このチームで上を目指してやっていきたいってという思いで、もう1度この仙台に戻ってきました」

リガーレ仙台は「日本バレーボールリーグ機構」にライセンス申請をし来年末にVリーグの3部。
その翌年に2部リーグ昇格を目指します。
また8月26日にはトライアウトを実施し、9人以上の選手獲得を予定しています。