現代では爬虫類ではなく
体毛の生えた大型哺乳類だったということがわかってきている。
俊敏性と代謝機能を備えていた犬のような知能を持っていた
絶滅してしまったことは不思議。
現在でも世界中で多くの考古学者が、
絶滅した謎を解明しようと様々な仮説を提示している。
それも今や100以上もの仮説が存在しているが、
それらは大きく分けて2つに分類される。
それは寿命やホルモン異常や病気などの内側から滅んだ説と、
隕石の落下や氷河期の到来や
世界中の火山が噴火したなどの取り巻く環境が劇的に変化したことによる説だ。
それが今から20年ほど前から、「地球環境の激化」が主流派を占めていくと共に
「彗星衝突説」や「小惑星や隕石の落下説」が注目されだした。
その発端はイタリアにある奇妙な地層からだった。
まるで火山灰のように黒色をしており、
その中には何故か微生物の化石すら存在していなかった。
これと同様な地層は日本の北海道やアメリカでも確認されたことで、
世界中で分布するものと考えられる。
このような火山灰の煤は同一年代に形成されたものと思われ、
絶滅との関連性があると思われるようになった。
この層には大量の煤とレアメタルの大量のイリジウムが含まれており、
これは当時に世界規模で火山噴火が頻発していたという証拠と思われた。
それだけではなく、実はイリジウムは地球の表面には存在しないレアメタルで、
地球の奥深く、それも核付近やマントル層に存在しているもので、
ただの火山噴火だけでは大量のイリジウムが噴出することは少ない。
このイリジウムを大量にばら撒いたものこそが、絶滅させた存在。
他にも「食物連鎖が途切れた」など様々な説があるが、
結局のところは地球が未曾有の天変地異で激変したことになるだろう。
地球上が煤で覆われた時代が確かに存在する。
全て絶滅してしまうほどの大カタストロフィーがあった。
実は、これは現代の科学界では異端の烙印を押されかねない。
現代の学会の基本は斉一論が主流を占めている。