2000年12月、東京都世田谷区の会社員宮沢みきおさん=当時(44)
=一家4人が殺害された事件は30日、未解決のまま20年となった。
節目を前に報道各社の取材に応じた母節子さん(89)は、
孫のにいなさん=同(8つ)=が愛用した筆箱などの遺品を前に
「一日一日は長かったが、その間に事件は解決せず、何も進んでいない」と悔しさをにじませた。

「置いておくだけでも傷んでいくものなんですね」。節子さんは遺品を大事に抱え、
こう続けた。「血液も指紋もある。いろいろ証拠品が残っているのに、
犯人が何で分からないんだろう・・・と思います」