おれがオウムの奴らにずっと同情的だったのは。おれが、事件の当事者にならなかったのは、彼らが引き受けてくれたからだ、という思いがずっとあったからだよ。
誰かがやらなきゃ、この嘘だらけの馬鹿な国の流れを変えられなかった。

個人的には、おれは、その誰もやりたがらない、その手の仕事を引き受けていたつもりだよ。金儲けをも放棄してさ。

もちろん、彼らほどの胆力はないから、言論でだよ。とりあえずは。