霞ヶ関の官僚は無能だって度々批判される。無能な場合も多々あるでしょうね。
でも本当にギリギリの体制でやっているんです。
外から出向で来た人で『こんな人数でこれだけのことやってるとは微塵にも思わなかった。』
と言う人も多いです。単に無能批判する前に、なぜできないのか考えてほしいところ。
AをやっていてBができない状況で、
『なんでBをやってないんだ!今すぐやれ!』
『Aをやっていてできないのですが…。』
『口答えはいいからやれ!』
『とりあえずBやります…。』
(Aができなくなる。)
『なんでAをやってないんだ!今すぐやれ!』
もう嫌だ…。
ここで問題なのは、外からはAとBをやっているのが同じ人・同じ係がやっていることが見えないこと、
そして、AやBに加えてCやDやEをやっている場合もあること。
そして、AをやっていてBができないときに、今のシステム上Bをやる人を増やすことができないこと。
その結果、中途半端なAとBが出来上がる。
中途半端なAとBは、国会議員、マスコミ等から批判され、役人は無能という烙印を押される。
役人は批判にさらされ、中にはメンタルで倒れる人、辞職する人、吹っ切れてきちんとやらなくなる人等が出てくる。
悲鳴をあげても、ちゃんとやってないやつらが何言ってるんだと一掃される。負の無限ループです。