2018年9月16日、総務省は「日本の総人口に占める70歳以上の割合が2,618万人となり、
初めて日本の人口の2割を超えた」と報告している。団塊の世代が70代に達しているのだ。
65歳以上で見ると3,557万人で、日本の総人口比の28.1%である。
一方で出生数の方は、200万人超えだった1974年以後から明確に減少の方向にあり、
2016年にはとうとう100万人を割って97万6,978人になってしまっている。
高齢者が極端に増え、子供が極端に減っている。まさに、超少子高齢化が進んでいる。
また、人口の自然増減率を見ると2007年から一貫してマイナスを記録するようになった。
これらのデータから、日本は3つの危険な事態が進行しているということが分かる。
1. 高齢者が増え続けている
2. 子供が減り続けている
3. 人口も減り続けている
高齢者が増えて、子供が減って、人口も消えていく。日本が静かな危機に直面している。
認知症は75歳を過ぎると急激に増えていく。
2024年から認知症は大きな社会問題として見えるようになっていく。
2026年には高齢者の5人に1人が認知症患者となる。
これは患者数にすると約730万人である。
日本の地方は病院も介護施設もなくなっている。
だとすれば、あと10年もしないうちに、見捨てられた高齢者が
認知症で這い回る地獄絵図が発生したとしてもおかしくない。