参考書『易学通変』加藤大岳

易占の真に眼目とする処は、
人事百般の難事に当面せる人々をして、
その悩みの生じた理由を知らしめ、
将に来らんとする変化をも予め明らかにして、
進退出処の時宜を得せしめ、
以て人間生活の向上と平安とに寄与せんとする方術である。
「易学通変」14頁